シュトーレンができるまで
こんにちは!パイ焼き日和編集部のコンです。
今日は七五三ですね。お参りしに行くご家族も多いかと思います。
家族そろって着物を着てもらいたいということから着物の日でもあるそうです。
ステキな1日になりますように🌟
パイ焼きシュトーレンは本格派!
さて、日本でもだいぶ定番化してきたお菓子「シュトーレン」
パイ焼き窯でももう数年前からこの時期に出しています。
まずは断面から!どうでしょうか、この具沢山っぷり!
ながーーーい期間洋酒に漬けこんだドライフルーツやナッツがごろごろです。
シトロン、カレンズ、オレンジピール、レーズン、サルタナレーズン、オレンジキューブ、くるみ、いちじく、アーモンド、、、
私も改めてこんなに入っていたのかと驚きました。
製造工程をちょっぴ公開!
ということで、パイ焼き自慢のシュトーレンがどのように出来上がっていくのか少しだけお見せしたいと思います。
まずは洋酒漬けから。
たーーーーっくさんミンチにしたり、ごろっとカットして洋酒に漬けていきます。
長い期間漬けこむので、今年漬けこんだものは来年以降に使います。
今年は何年ものかな??
続いては生地作り。
もっちりの生地に漬けこんだフルーツたちを練り込んでいきます。
どしんとした感じ分かりますか?
やっぱりシュトーレンは焼く前から大物感が出ています。
そしてそれを型に入れ…
と思いきや、上から型をかぶせます。
膨らむので上から抑え込む感じです。
型なしで丸めて焼いている方も多いと思いますが、この専用の方で作ることで型崩れせずキレイに仕上がります✨
良い色に焼き上がったら、熱いうちにバターをかけていきます。
熱々です。バターも熱々です。
たっぷりバターをしみこませることでしっとり感がでます。
あとたまらない香りもしてきます。
最後に粉糖を雪のようにかけます。
山々が連なっているようですね。壮観です✨
ここからしばらく寝かせて味を落ち着かせます。
皆様のお手元に届くころにはおいしさ増し増しになっているはずです!
歴史深いドイツの伝統菓子
手間暇かけて出来上がったシュトーレン。
ドイツのクリスマス伝統菓子というのは知ってる方も多いと思います。
ではいつから?なんと700年前頃からドイツで食べられているそうです。
仕上げの粉糖が、布にくるまれた「幼子イエス」に見えることから司教様への献上品になっていたようです。
また、「Stollen」はドイツ語で「坑道」を意味していて、なんだか断面が坑道の入り口みたいに見えるような気もしますよね。
誕生当時はカトリックの教えもあり、材料はとてもシンプルで、味気ない感じだったそうです。
それから少しずつ変化し、華やかでおいしいシュトーレンに変わっていったということでした。
おいしくなって良かった~(*´ω`)
そのままでもおいしいけど食べ方は自由!
伝統的な食べ方はアドヴェントの間に少しずつスライスして食べ、クリスマスを迎える準備をします。
端から切らずに真ん中からカットして断面同士をくっつけて保存しておくのがベストです!乾燥を防いでくれます。
何もつけずにそのまま食べるのがドイツ流だそうですが、生クリームやクリームチーズ、サワークリーム、酸味のあるジャムなんかをつけて食べても美味しいですよ。
コーヒーや紅茶だけでなく、ワインやシャンパンにもぴったりです。
ドイツっぽくいくならホットワインもいいですね。
ちなみに私はかるーく温めてクリームチーズをつけて赤ワインと一緒に頂くのが好きです。
みなさんもいろいろな方法でシュトーレンを楽しんでくださいね!
Frohe Weihnachten !
それではヾ(。・v・。)